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2011年2月25日 (金)

136 楽 座 会 (2011/2/23)

楽 座 会 (2/23)
― 八百長 ―
• 大相撲の八百長は目くじら立てて騒ぐ程の事ではない。八百長は文化の一つである。
• 大相撲の八百長で問題なのは、協会と講談社の裁判で地裁、高裁、最高裁の判事が協会と八百長裁判をやったのではないかとの疑念をもたれることである。
• 裁判官は弁明せずと勝手な格言を作り出しているが、裁判官こそ、弁解もし、批判に応じなくてはならない。
• 裁判官が正義感を持って、判決を下すならば、裁判員制度等は必要ない。
• 世の中、社会においては八百長だらけであって、大相撲の八百長なんて可愛いものだ。協会が公益法人の資格がどうのこうのと云うのも、税金の優遇がどうのこうの云う以上の大きな問題点があるのではないか。
• 八百長と談合は、日本をはじめとして、人間社会の悪しき文化の一つである。程度の問題。
• 小さな事よりも、もっと大きな根本的な重大な問題を避けるのに利用している。
― ウラ事情 ―
• 日本人は、又は日本社会はウラ事情を読む能力を失っている。何事も表面的なもの、タテ前を重視して、タテ前を百回云ったなら、それを真実と思っている民族、社会である。日本、日本人、日本国家は戦略的思考に弱い。
• 犯罪の真実の事情の追求をしない。横側ばかりを論じている。捜査機関や裁判所も追求には不熱心である。
• 日米安保や沖縄問題、日本防衛の問題等は本筋の論議は行なわない。
• 今、日本は日露戦争の時の満州と同様、米国と中国の勢力争いの中にある。もちろん米国勢が圧倒的に強い。中国も自国の利益のために、日本に強弱のコミットメントをしている。
• JR西日本の尼崎の事故の最大のポイントをはずして、捜査、裁判を行なっている。
• 最近、訳判らない殺人事件が起きているが、いずれも本当の事情を捜査追求していないように思う。不気味である。本当の安全補償、日米安保の現状をよく自覚すべきである。
― 歴史勉強不足 ―
• 菅首相は先日、中国の清王朝はモンゴル民族が興したと云ったようだが、これは日頃、官僚の作文を棒読しているので、官僚が作った落とし穴にハマッたのであるが、それにしても中学生程度以下の学識しかもっていないのには驚いた。日頃、歴史的戦略分析をしていない政治家である。政治家は歴史を学べ。
• 首相は又昨年秋、「沖縄処分」の本を読んで勤勉していると新聞が伝えていた。今まで何んにも知らんのかと云いたい。おそらく、現民主党の主要メンバーは歴史等勉強した人間は居ないのではないか。政治家達の劣化はひどい。
• 沖縄、琉球の歴史を学んだ上で、安保問題や基地問題を考え、日米問題を話し合うべきである。尖閣も北朝鮮も北方領土もよくよく熟議する前に熟学すべきである。
• 沖縄の事を日本で一番理解をしておられるのは陛下である。皇太子時代より、日本の事を心配し自ら出来る事を実行されていた。日本の官僚も政治家も不忠である。
• 歴史上、中国は日本を攻める時が3度ほどあった。663年日本が白村江で唐、新羅の連合軍に敗れた時、天智天皇は大和から、防衛上近江に遷都された。第2はモンゴルフビライの来襲時、第3は秀吉の朝鮮出兵で敗れた時、いずれも諸事情もあるが、日本に攻め入っては来なかった。いかなる事があろうとも、日本は中国と敵対してはならない。中国が豊かになれば必ず日本は豊かになる。
• 菅首相は開国、開国と云って明治、大戦と、今、第3の開国と云っているが、日本は開国し過ぎている程で、第3の開国と云うならば、これは皆、日本の社会が大変革したのである。政体が大変化したのである。日本の社会が大変革、革命的に変わるのか、そんな革命家か、菅に龍馬や晋作の知恵や情熱があるのか、直人は歴史にどう記憶されるのか。今までの実績では第3の開国をする人物とは思えない。
• 日本社会の大変革とは、中央集権、官僚主義の打破、地方独立、国家集団、民法改正、司法制度の地方分権、村の復活、教育学校制度の地方独立、人の往来の自由化等、今までのチマチマとした改正ではなく、国内も活性化を行なわなくてはならない。
― 3月政変 ―
• 今、米国は日本をどうするか、いろいろ迷っている。菅には失望した。前原ではアメリカにとっては親米派であって都合がよいが、果たして国民の人気は得られるか。国内を治められるか。原口ではどうか。
原口→河村→橋本のラインはどうか。
• 米国はエジプトの例もあるので、同盟国の国内事情に神経を使っている。2度と失敗はしたくない。
• 3月3日、3月13日地方選前の政治節目に政変の可能性有り。
• 何故、菅政権が民主党政権の破滅に突き進むのか迷である。地獄へ続々と落ちて行くアリの行列のように見える。誰かに脅迫されているようだ。
• 仲間や同僚を売るのは、内々の権力闘争であるが、その結果、国を売ることは止めて欲しい。
• 力の無い内閣で社会保障や税制改革等出来る訳はない。
• 国民生活が大変だと云っているが、予算が成立しなくても経済には影響はあまり出ない。困るのは官の組織である。株価は上がる。

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