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2011年6月

2011年6月30日 (木)

140楽座会メモ

140r


太田電文 沖縄県民はこのように戦い抜いた。 県民に対し、後程、特別のご配慮を頂きたくお願いする。

海軍次官宛の電報

発 沖縄根拠地隊司令官
宛 海軍次官
左ノ電□□次官ニ御通報方取計ヲ得度
沖縄県民ノ実情ニ関シテハ県知事ヨリ報告セラルベキモ県ニハ既ニ通信力ナク三二軍司令部又通信ノ余力ナシト認メラルルニ付本職県知事ノ依頼ヲ受ケタルニ非ザレドモ現状ヲ看過スルニ忍ビズ之ニ代ツテ緊急御通知申上グ
沖縄島ニ敵攻略ヲ開始以来陸海軍方面防衛戦闘ニ専念シ県民ニ関シテハ殆ド顧ミルニ暇ナカリキ
然レドモ本職ノ知レル範囲ニ於テハ県民ハ青壮年ノ全部ヲ防衛召集ニ捧ゲ残ル老幼婦女子ノミガ相次グ砲爆撃ニ家屋ト家財ノ全部ヲ焼却セラレ僅ニ身ヲ以テ軍ノ作戦ニ差支ナキ場所ノ小防空壕ニ避難尚砲爆撃ノガレ□中風雨ニ曝サレツツ乏シキ生活ニ甘ンジアリタリ
而モ若キ婦人ハ卒先軍ニ身ヲ捧ゲ看護婦烹炊婦ハ元ヨリ砲弾運ビ挺身切込隊スラ申出ルモノアリ
所詮敵来リナバ老人子供ハ殺サルベク婦女子ハ後方ニ運ビ去ラレテ毒牙ニ供セラルベシトテ親子生別レ娘ヲ軍衛門ニ捨ツル親アリ
看護婦ニ至リテハ軍移動ニ際シ衛生兵既ニ出発シ身寄無キ重傷者ヲ助ケテ敢テ真面目ニシテ一時ノ感情ニ馳セラレタルモノトハ思ハレズ
更ニ軍ニ於テ作戦ノ大転換アルヤ夜ノ中ニ遥ニ遠隔地方ノ住居地区ヲ指定セラレ輸送力皆無ノ者黙々トシテ雨中ヲ移動スルアリ
是ヲ要スルニ陸海軍部隊沖縄ニ進駐以来終止一貫勤労奉仕物資節約ヲ強要セラレツツ(一部ハ兎角ノ悪評ナキニシモアラザルモ)只々日本人トシテノ御奉公ノ護ヲ胸ニ抱キツツ遂ニ□□□□与ヘ□コトナクシテ本戦闘ノ末期ト沖縄島ハ実情形□一木一草焦土ト化セン
糧食六月一杯ヲ支フルノミナリト謂フ
沖縄県民斯ク戦ヘリ
県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ
文中の□部分は不明
電報の現代語訳 [編集]

沖縄県民の実情に関して、権限上は県知事が報告すべき事項であるが、県はすでに通信手段を失っており、第32軍司令部もまたそのような余裕はないと思われる。県知事から海軍司令部宛に依頼があったわけではないが、現状をこのまま見過ごすことはとてもできないので、知事に代わって緊急にお知らせ申し上げる。
沖縄本島に敵が攻撃を開始して以降、陸海軍は防衛戦に専念し、県民のことに関してはほとんど顧みることができなかった。にも関わらず、私が知る限り、県民は青年・壮年が全員残らず防衛のための召集に進んで応募した。残された老人・子供・女性は頼る者がなくなったため自分達だけで、しかも相次ぐ敵の砲爆撃に家屋と財産を全て焼かれてしまってただ着の身着のままで、軍の作戦の邪魔にならないような場所の狭い防空壕に避難し、辛うじて砲爆撃を避けつつも風雨に曝さらされながら窮乏した生活に甘んじ続けている。
しかも若い女性は率先して軍に身を捧げ、看護婦や炊事婦はもちろん、砲弾運び、挺身斬り込み隊にすら申し出る者までいる。
どうせ敵が来たら、老人子供は殺されるだろうし、女性は敵の領土に連れ去られて毒牙にかけられるのだろうからと、生きながらに離別を決意し、娘を軍営の門のところに捨てる親もある。
看護婦に至っては、軍の移動の際に衛生兵が置き去りにした頼れる者のない重傷者の看護を続けている。その様子は非常に真面目で、とても一時の感情に駆られただけとは思えない。
さらに、軍の作戦が大きく変わると、その夜の内に遥かに遠く離れた地域へ移転することを命じられ、輸送手段を持たない人達は文句も言わず雨の中を歩いて移動している。
つまるところ、陸海軍の部隊が沖縄に進駐して以来、終始一貫して勤労奉仕や物資節約を強要されたにもかかわらず、(一部に悪評が無いわけではないが、)ただひたすら日本人としてのご奉公の念を胸に抱きつつ、遂に‥‥(判読不能)与えることがないまま、沖縄島はこの戦闘の結末と運命を共にして草木の一本も残らないほどの焦土と化そうとしている。
食糧はもう6月一杯しかもたない状況であるという。
沖縄県民はこのように戦い抜いた。
県民に対し、後程、特別のご配慮を頂きたくお願いする。

 140回 楽座会(2011/6/29)

            140回 楽座会(2011/6/29)
- 政治・外交 -
● 台湾有事の際に、中国は沖縄の嘉手納空軍基地、普天間基地を先制攻撃するとの事が、某大手新聞のコ
 ラムで最近読んだ。20~30年前の話しかと思われるが、今でも興味深い。
● 台湾有事はもう絶対に起こらない。中国は台湾を武力解放はしない。もうその必要はない。
● 日本は、又日本国民は沖縄問題をどうするか真剣に考え、対処し、解決しなくてはならない。フランス
 のアルジェリア解決の二の舞になってはならない。
● 大戦末、太田海軍司令官が最後に残した軍令部宛の電文を戦後生き残った日本の旧軍人、官僚、政治家、
 ジャーナリスト、学者はその電文を守ったか、もう一度60年前に戻して全日本国民が反省しなければな
  らない。
● 日米安保条約の真の目的、意味は何か、アメリカの意図、日本の役目、この本当の意味を日本国民が理
 解しなければならない。
● 日米安保は今も有事であり、オンの状態にある。日本の原発は日本では守れない。CIAと欧米の技術
 力なくしては、日本は自力では及ばない。
● 我々は天皇陛下に頼っているだけで不忠である。御心を安んじて賜わることが忠義である。平成の世に
 なって、経済は悪くなる一方であり、生活保護は最高水準の200万人以上となっている。そこに原発事
 故処理の不手際である。東大出身者はその不忠を恥じよ。
● 東北、福島は政府がいないほうが復興は早い。全て民間に任せよ。政府は融資だけせよ。
● 東北の復旧復興は現地の民間に任せよ。大臣も知事も市長も町村長も要らん。金だけ出せ、公的金と公
 的資産を民間が活用すれば直ちに解決する。
● 福島原発の処理も東電ではなく、日米安保条約を発動して全部米軍に解決してもらえ、ハリウッド映画
のように見事に解決し、金もかからない。米軍は嘘を付かない。隠したりしない。日本人は、特に公務
員は嘘を平気で付くし、何事も隠す。東電も公務員以上の公務員的な集団である。
●東電は何故解決出来ないし、失敗ばかりするのか。東電の社員は誰一人現場に入っていない。現場に入
っている人は素人で、住所不定の人が多い。現場力がない。
大手新聞が現場作業員の住所が判らず、行方不明者が多いと報道しているが、“よく云うよ”ということ。
判っているくせに、勇気もないのか、本当に判っていることを書け。記者として恥ずかしいと思わない
のか。
●日本は本当のことを云わないし、報道もしない。いずれ日本の実情がこうだと判って、世界が驚き、日
本の信用がガタ落ちすることが恐ろしい。このような事から、日本政府は信用出来ない。子供以下と思
われ笑い者になり、国債は暴落する。日本の国民が自分の政府を誰も信用しないことが明白になる。北、
北と笑っている場合か。
● アメリカはいろいろな人種が集まって合衆国を形成しているので、法律が必要であり、法治国家である。
● 日本も一種法治国家の形をとっているが、今まで日本人と云う一種類の民族で形成せれた単一民族国家
 であった。法の上、日本人としての共通の倫理感が強烈に有り、恥の文化があり、道徳文化が存在して、
 法があり、国家を営んでいた。日本もそろそろ多民族国家と云う概念が必要ではなかろうか。特に政治
の世界では。
●いろいろの事件、又いろいろの事故が起こると大量の警察官を動員して、事が起こってから捜査と称し
て裁判資料を作成しているようだが、真の事件の起因とは別の方向に向っているのではないか。
●事件、事故の原因について、人的要因と云うものが排されて、技術的なことばかりが追求されているが、
事は人の判断ミスとか人の能力の欠如によることが多い。やたらと防止マニュアルが増えて、コスト高
になり、又事故が発生すると云うことになってはいないか。テレビではこの方面のことがタブー視され
ているから。
●“企業は人なり”と“国家も人なり”、“事件、事故も人なり”切腹と云う世界史上最高の崇高なる責任
感を示した日本武士の精神は大戦で無くなり、誰も責任を感じない、無責任社会になってしまった日本。
今度は最高責任者がペテン師と呼ばれるほどに落ちぶれた。公務に就いている人が嘘つき呼ばわりされ
るのは世界史上最悪か。
●日本が20年間、経済が発展しないのは、日本が高コスト社会であり、法人税率、電気代、鉄道運賃が世
界一高いからであることが、今度のことで解った。
●経済は世界情勢で決まる。中国、アジアが世界経済の発展地域である限り、日本政府が弱く、デタラメ
でも日本は儲かる。
                                                      以 上

2011年6月17日 (金)

【楽座会】第140回楽座会は6月29日(水)18時~です。

楽座会会員の皆様へ

大変お世話になっております。楽座会事務局の松村です。
梅雨らしいお天気が続いております。皆さま如何お過ごしでしょうか。

さて、今月の楽座会は6月29日(水)に開催となります。
皆さまふるってのご参集を何卒よろしくお願い申し上げます。

★第140回楽座会のご案内
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日時: 平成23年6月29日 水曜日 開場17:30 開会 18:00~20:00
会場: 如水会館14階 一橋クラブ
東京都千代田区一ッ橋2-1-1如水会館
地図:http://www.kaikan.co.jp/josui/company/access.html
地下鉄竹橋駅1b出口 徒歩4分
地下鉄神保町駅A8.A9出口 徒歩3分

会費: 男性5,000円 女性: 2,000円 (当日現金にてお願い致します。)

※お食事の都合もありますので、ご参加頂ける方は、6月24日(金)までに
お返事を頂きますようお願い申し上げます。
予算と内容を最適化するために、ぜひとも期日迄のご連絡をお願い致します。

※如水会ホームページ:https://www.josuikai.net/

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お返事⇒ このまま返信くださるか以下にご記入の上、FAXをお送りください。
FAX:048-462-4322

□ 第140回楽座会に出席します

貴社名:

ご芳名:

メールアドレス:

ゲスト:

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松浦会長の卓越した視点に触れるとともに、参加者同士の出会いを通じ、
今後の戦略設計のヒントが見つかることと思います。

ご希望があれば会員様の会社の商品の紹介などのアピールタイムを設けたい
とも考えておりますので、ご希望の方は事前にご連絡下さい。
パンフレットの配布なども協力させていただきたいと思っております。

たくさんの皆様とお会いできることを、心より楽しみにしております。
何卒よろしくお願い申し上げます。

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楽座会 会長  松浦幸作
事務局 松村亮佑
楽座会Blog:http://asahi.kazelog.jp/rakuzakai/

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