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2009年9月24日 (木)

楽座会(9/24)予定稿

楽座会(9/24

自民党惨敗の因

·          選挙の敗因を総括しない、原因を追究しない、組織の体質、これでは負ける。

·          最大の原因は自公連立にある。野党になる候補者に学会員は投票しない。

·          自民党の再生は公明、学会と切ることが出発点となるが、誰がこれを云うか。

·          公明、学会との連立、小泉、竹中の改革しない改革が自民党の延命装置であった。

·          小泉、竹中の改革と称しての悪政、安倍、福田、麻生と3人のバカ殿と、それを支えるべき幹事長、官房長官、財務金融の大臣の実力不足、不人気。組織の末期を示す劣化、軽量化による。

·          金が廻って来なかった。政府、自民党の要職にあった者が選挙資金を自己に取り込んで、選挙に金を配らなかった。特に官房長官、幹事長がケチな人を配した。

·          中小企業に対する融資保障枠が補予算で30兆円に積み増したのに、12兆円しか使わず、内8兆円の銀行の借り換えで、新たな融資は4兆円だけ。

·          中国と米国との応援団の争いにおいて、アメリカの金融帝国主義の外資系金融機関が何ら日本経済にプラスになるような活動をせず、むしろ恨みを買うような経済行為を多数行い、リーマンショックを呼び、世界同時不況をもたらした事で、反米、反ユダヤ感情が日本国民の間に広がった。

·          自民党の候補者に2,3世が多く、民主党に比しても学歴差が歴然としていた。

今後の社会―選挙から学ぶもの―

·          学者やテレビに出ている識者、コメンテーターを信用してはならない。彼等は選挙、政治と云うものを知らないし、経験もない。

·          彼等はテレビ局の記者か、各官庁の役人から通常情報を得ているので、国民の気持ちとか世間のウラ事情を知らない。

·          日本の社会には参謀とか、知恵袋を評価しない。軍事的思考に慣れていない。一種の平和ボケで常識を重んじる。戦略的思考に欠ける。戦いに弱い。

·          官僚は本来参謀になるのだが、変質して、今は自己の利益の為に悪知恵を発揮している。

·          官僚は優秀だ。使い方だと云っているのは、皆官僚の廻し者だ。今の官僚はシロアリや宦官のような物で抹殺しなければ、害虫のようなもの。

·          民主党政権はJPの西川社長やこの間ドサクサの時に天下った農林次官の人事を、辞さすことを断行しなければ人気は落ちる。

·          国家公務員はクビに出来ないと云っているのは、クビにする気が無いからで、クビにしようと思えば直ぐ出来る。人事権はいろいろある。民間ではどのようにやっているのか考えてみよ。

―民主党政権に望む景気対策・不況脱出策―

·          現在ある中小企業向け補償融資枠30兆円を、12月までに使い切ることを金融庁に各銀行、金融機関に指導する。

·          中小企業向け融資残高増加額を毎月公表する。特に国から出資を受けている銀行と政府系金融機関は融資残高の増加を求める。

·          日銀に全金融機関の企業向け融資残高や企業金融引受額の増加を義務付ける。

·          企業M&A、MBO、中小企業の合併等に特別融資制度を設ける。

·          企業の海外進出に関して、特別の融資制度を設ける。ODAは廃止する。

·          金を必要としない経済振興策イノベーション、シュンペターの経済発展理論を研究する。

·          地方独立型統治により、地方を活性化する。

―自民党はどうなるか―

·          今後の地方選挙において勝てるか

·          来年の参議院、次の統一地方選挙、いずれも勝てない。民主は地方でも政変を起こす。

·          4年後の衆議院選挙、公明学会と決別して力が回復するか。自民党単独で勝たなければ本当の保守再生はない。

·          大阪の橋下知事、宮崎の東国原知事等が地方自立党の保守政党を創成すれば、次の衆議院選挙で民主党に勝てる。チャンスはある。民主党が政治的に失敗した時だけ。

以 上

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