« 第118回楽座会は7月29日(水)に如水会館にて開催 | メイン | 114楽座会(3/24) »

2009年7月21日 (火)

112楽座会(1/28)日本の社会経済の分析と今後の見通しと対策

112楽座会(1/28

― 日本の社会経済の分析と今後の見通しと対策 ―

·        日本は今、米国のB3を対岸視している場合ではない。米国は新しい指導者を得、金も集め、急速に回復する。逆に日本の指導者層は弱く、回復力は無い。

·        中小企業は、危ない、危ないとマスコミや政府が叫んでいるが、中小企業はその為に風評被害を受けている。日本の中小企業は強い。大企業が倒産の危機に陥っている。

·        政投銀や日銀が直接リスクを負ってCPや社債を買うのは、超大企業が倒産の危険があるからである。中小企業が潰れても、それより超大企業が潰れると経済は大変である。

·        大企業に、直接、銀行と同じように公的資金を投入して、救済することは、明治以来、初めての処置ではないか。善か否か国会で議論すべき。

·        ここ30年、成長した戦後派の超大企業が危ない。大不況を経験していなく、会社として危機に対応する人材が育っていない。不動産、建設よりもIT、情報通信、自動車関連は不況体験がない。

·        昔からの衣、食、住、小売は、内需関連で強い。グリーンニューディール、環境産業はそれほど大きい成長エネルギーにはならない。新技術を持った企業が次のリンディングカンパニーである。

·        今は、大政奉還をした時、未だ徳川家が中心、と将軍自身も思っていた。次の選挙が鳥羽伏見である。慶喜が逃げたことで徳川は負けた。民主党がこのままでは300近く取って大勝する。自民麻生が負けないようにするには、経済対策と称して2兆円ではなく100兆円程度の金を国内にあらゆる手段を使って廻すことである。埋蔵金はキャッシュで1000兆円はある。100兆円程度楽に使える。

·        民主党は、何故天下り禁止、渡りはダメと云っているのか。埋蔵金は天下り先と渡り先に1000兆円眠っている。

·        今は単なる政権交代ではない。明治以来の官僚利権構造、官僚帝国の崩壊である。日本は米国のサブプライムよりも官僚、裁判官制度の崩壊の方が大きい 

·        司法は公益を代表していない。司法は政府益、官僚益の代弁者である。日本の裁判官には正義感が欠けている。世界の裁判官は法の前に正義があることで裁いている。裁判官制度は失敗する。

·        公務員、とりわけキャリア官僚は武士階級である。不作為や責任は、昔の武士のように切腹で示せ。この武士階級の崇高な倫理観は日本民族の誇りである。

·        最大の福祉は経済の安定と発展である。あらゆる国民の英知を集めて、日本人が生活出来るようにするのが政治であり、天皇陛下の願いである。今の政治家は陛下に対して不忠である。

·        今の日本の教育水準は低い。日本人の教育分野に対する支出はGDP比率で世界最高であろう。質が悪いし制度も悪い。教育者のレベルも問題だ。

·        民法、税法を根元から改めるべき。ナポレオンは悪魔である。戦費調達のための諸制度は廃止する。中央集権は悪である。

·        民主党に明治政府のようなエネルギーや哲学、志しがあるわけではない。しかし、政権交代は既に始まっている。日本人も良い方向に動かなくてはならない。

·        日本は米国の支店である。支店長が誰かと云うことより、社長が誰かが重要になっている。独自外交が出来ない日本には、これから首相と同程度の外相が必要である。国民的英雄が外相となり、官房長官が切れ物であれば何とか行けるし、生活できる。

·        日本人は指導者に馬鹿殿を好む。それに反して、米国は危機に際しては秀でた指導者を選び、一致団結して事に当たる。米国恐るべし。

·        日本は公的分野において、不透明さ、隠し事が多過ぎる。説明責任のコメントを差し控えたいと云う文言で逃げる。マスコミもこれを良しとして協力している。情報不開示を良しとしている。弱体化するばかりである。オープンで堂々とする勇気を尊敬する世にすべき。

·        これからは、一人子政策の中国と、馬鹿を好む日本とのアジアの覇権をかけての勝負となる。工業技術の日本と、海外進出力の中国との戦いでもある。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.kazelog.jp/t/trackback/13917/20669637

112楽座会(1/28)日本の社会経済の分析と今後の見通しと対策を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

最近の写真