楽座会20070322
沖縄、石垣島
石垣島は今、日本本土の若い女性(20代が約2000人ここ最近移住して、
彼女等が住むミニマンションがブームになっている。
日本人、日本政府は沖縄の歴史をもう一度勉強し、沖縄、琉球の歴史を
理解すべき。
日本人は琉球の人に対して、どう補うかお金を5兆円、10兆円払っても
過大と云う事はない。
沖縄は日本人、日本政府の生命線である。天皇陛下はこの事情を一番理解
をされ、皇太子の時より心に掛けてこられた。もし、我々が沖縄、琉球の
人々を大切にしないことは天皇に対して不忠を働くことになる。
◎ 石垣港は拡張され、立派になっているが、これは尖閣列島の防衛の為である。
石垣島に関しては、10年前に海運関係の誌に小生書いた小文がある。ご参照され
たし。後掲
琉球国を廃藩置県の最中あえて沖縄藩にし沖縄処分で沖縄県にした。
沖縄があるから日米安保がある。
経済政策
◎ 中小企業のM&Aを活発にする。これに対して、全金融機関の積極的な
制度融資投資が必要である。
● 中小企業のM&Aは雇用を拡大させ、廃業を少なくする。
● 日本政府の統治能力、特に司法、警察関係が制度的に限界に達して
正しく機能しない。
日本の警察や検察はテレビのサスペンスドラマで救われている。
◎ 日本もやっと裁判官が批判されるようになった。日本で→番悪いのは
裁判官である。良心がない。
日本の裁判官は公益を代表していると云う信念がない。正義がない。
政府の立場に立っている。政府の益と、公益とは違う。
中小企業に価格をつければ資産デフレなくなる
耐震偽装はコンピュータだから騙せた。
国債の暴落は敗戦時のみ
警察は民間を守らない、殺されてから動く。
裁判員制度は失敗する。警察は裁判員を守ることはできない。
裁判所は失敗を見込んでいる。
◎ 日本のあらゆる公的制度機関は、その機関の機能は限界に達している。
民間の大会社も同様で、企業家精神が欠如している。
日興証券問題がどうなるか注目される。
今、日本で問題なのは、外交と金融である。どちらも
外資に乗っ取られている。
改革は徐々にやるのではなく、一気可成にやるものだ。
イノベーションと云うのは技術の世界のことではなく、
制度、システムの破壊である。破壊無くして、創造は生れない。
道州制よりも、沖縄、北海道特区と都道府県合併である。
東京と埼玉は合併せよ。
大阪と奈良、滋賀と京都、岡山と鳥取、広島と島根、山口と大分。
県会議員を無くす。市町村議員の代表の兼任でよい。チェック機能がない。
行政、司法に対するチェック機能が必要で、特命調査官、又は特命調査委員会
を非公務員の構成で設置せよ。
年金から税金を徴収するな。90歳以上から介護保険料を取るな。
乱れれば儲かる。戦国時代に人口が増え経済が発展した。
ローマ帝国は西500年、東500年続いた。
税率は10%なので征服されたところは喜んだ。
日本でも税率の低い藩の女性は美しい。
【石 垣 島】
今、沖縄が注目されるようになった。
沖縄本島の南西、台湾の近くに八重山群島がある。その昔、八重山群島の
中の宮古島の漁師がロシアのバルチック艦隊が通過するのに遭遇して、
これを知らせようと通信設備のある石垣島に必死に船を漕いで知らせた。
時に帝国海軍は対馬沖にてバルチック艦隊を撃破し、日本海海戦に勝利を
していたと伝えられる。北から南まで日本が一つになっていたのがよく判る
美談である。
その八重山群島に今月3月18日より、台湾の国民党の要人で構成する
投資団が台北よりチャーター便で石垣島へ直行する。現地は大歓迎だそうだ。
又、台湾海軍が与那国の沖合の軍事訓練海域を大幅に後退させると云う配慮を
示した。日本政府に配慮したと新聞は伝えているが、そうではないことは
明らかである。今、香港返還が間近に迫り、その代替として沖縄、とりわけ
石垣島が台湾にとって重要な島になりつつある。貿易取引でいわゆる
香港スイッチを石垣スイッチにしようとしているのである。
全日空ANAが急遽大型ホテル建設に踏切り、明らかに台湾資本と思われる
ホテルも着工された。
現在ある滑走路も延長が決まった。今、ホテルはオフシーズンにもかかわらず
満室だそうだ。
復帰前、小生は琉球海運とお取引があり沖縄本島には度々訪れていたが、
今度返ってくる石垣島も見ておきたかったので行くことにした。
フライトの機種はもう忘れた。プロペラの小さな飛行機だった。空港上空に
達したが下には何もない、建物らしきものは見えない。正に原っぱに着陸した。
機体が空港の端の方に移動して、プロペラの風で砂煙が舞上がったところに
瓦葺きの4本柱で屋根だけの小さな瓦のテントのような前で機体は止まった。
南国の熱風は台湾に近いなあと云う感じがして、しかし他には何もない
ところだった。
数人の出迎の人が来ており、喋っている言葉も外国語だった。
出迎の社の人間以外に丈夫そうな南国美人の出迎を受けた。あとで判ったのだが、
何も私を迎えに来たのではなく、お客を掴まえるために空港に来ておたそうで、
掴まった客が私と云うことだった。
宮平ホテルの人で、小生は石垣島へ行くと今でも宮平に泊まることにしている。
さて、島を見ることになったのだが、車、タクシーは3台しか無く、
滅多に客が居ないので、運転手は野良仕事をしているとのこと。
おかみさんがダンナを呼びに行って来る、と言って出て行った。
しばらくして観音開きのトヨタクラウンが登場した。もうその時、
本土ではお目にかからない懐かしい車種で、砂ボコリで灰色になった車だった。
舗装はしていない砂の道を車は走った。クーラー等は付いていないので、
砂ボコリだらけ、おまけにデコボコ道だ。水牛が多く、島は裕ったりとして、
のどかで山もあり、緑豊かな静かな風景が続いていた。こんな美しい、
緑豊かな、好い島をアメリカは返してくれるのか、よく返してくれるのかと、
何度も、何度も云って涙が出て来た。
こんな美しい島が日本のものなのかと感激した。それとこんな良い島を
返還するアメリカと云う国の大きさには勝てないと思った。我々は島を
大切にしなくてはならないと思った。重要な島だと云うより、エキゾチックな、
こんな美しい島は、どんな宝石よりも綺麗なものだし、大事なものと云う
感じがした。海の綺麗さはまるでサイダーのようで飲みたくなった。
泳ぐにも水着を着ることは神様に対して悪いことをしているようで、
着けることは出来ず裸で泳いだ。
復帰後は、タクシーも増えて200~300台はあるそうで、3台しかなかった
トヨタの観音開きが何故か懐かしい。それから何十回も石垣へ行っているのだが、
最初の印象だけがはっきりと残っているのは面白い。第2の香港になる石垣島
その真珠のような美しさは失われず、皆に愛される島でいて欲しい。
日本はこの島を大切に大事に我々子孫に伝え渡さなければならない。
石垣島がどんなに美しい魅力ある島に変わっていくか楽しみだ。
1997年3月記
Aテック会長 松浦 幸作
日本人よ元気を出せ!リスクを恐れるな
到底真似出来ないと尊敬し、我が人生の根底に存する事が2つある。
一つは欧州ロズチャイルドの祖が、かのナポレオンのワーテルローの戦いに
おいてナポレオンが敗れ、ウェリントンのイギリス軍が勝ったことを情報として、
いち早く知りながら相場において売りに廻ったことである。イギリス軍が
破れかけたかなと狼狽売りによって市場には売り物が殺到した。
その売り物を底値で全部買い取ったのがロズチャイルドだ。イギリス軍勝利の
報は時間の経過と共に知れ渡り、相場は暴騰した。相場師になることが小さい
時の夢であった筆者として真の相場師とは何か。
男の度胸と情報収集、、それを利用活用の処し方、とても真似出来ることでは
ないと諦めた。結果相場師の夢を捨てた。
もう一つはシモン・ボリバーである。南米の諸国を独立させ、ボリビア
という国名まで残し、南米の通貨の呼称はボリバーと言う。ベネズエラの
カラカスで彼の廟に一人で行って衛兵の交代の儀式を見ていた。
小さい時、本で読んだだけだったが、今も衛兵に守られて眠っているのは、
今やボリバーだけではなかろうか。小さい時読んだ本で、ボリバーには
何十人と愛人がいて50人からの子供がいて、しかも南米のベネズエラを始め
5~7ヶ国独立させた国があって、今なお英雄として尊敬されているとい
うことだった。
何とかボリバーのようになりたいと思ったが、大人になって彼の眠る所へ
一人で行って感激して帰ってくるという程度の男にしかなれなかった。
南米の女の人は美しい、魅力的で日本を忘れさせてしまう恐ろしい所である。
ボリバーをよく理解出来た。ボリバーの真似事をして帰って来た。
この2つの事例は筆者の原点だと思う。経営者にとってロスチャイルドの
度胸と勝負処方、ボリバーの挑戦する勇気とエネルギー、この2人の男に学ぶ、
近づく、特に乱世には重要である。
中国人は商売が上手である。この商売に関しての話は別の機会に書きたいが、
中国の商売の神様はハンロクである。呉越の戦いの時の越の軍師である。
呉の軍師が孫子の孫武である。孫武の時は呉の天下であり、ハンロクが登場
して越の天下である。軍師・参謀戦いが商に通じることを、中国の古代の
歴史が見せている。君子危きに近寄らずが日本人のダイナミック性を失わせた
ことは大きい。
日米経済戦争において日本は再び逆転負けをきっした。アメリカは
マイクロソフト、インテル等のベンチャー情報産業企業の成長によって日本を
打ち負かした。アメリカではベンチャー企業は急成長しなければ危ないという
思想である。日本は急成長企業は危ないという思想である。日本は管理が重要
という。ビルゲイツは管理者か、管理寄りはマイクロソフトのような
ベンチャー企業は生れない。
君子危きに近寄らずの「論語経営」からはベンチャー企業は生れない。
今日本に必要なものは管理ではなくて挑戦であり、元就のような情報収集、
深謀、工作に強いリスクに勝利する経営者である。
今、日本は政治も経済も戦後の混乱どさくさの時代になりつつある。
戦勝国アメリカの力が強くなりつつある。元就のように小さな地侍が10ヶ国の
大将にもなれる時代が再び到来した。情報に強い者
が生き残り、新しい王者となる。面白い世の中になったものだ。
(この文は10年前にどこかの雑誌に書いたものである。)
松浦 幸作
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よろしくお願いいたします。
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