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2007年5月26日 (土)

楽座会(10/29)2002

楽座会(10/29)

l         不況業種、倒産業種としてゼネコン・不動産・証券が三羽烏と云われたが、新不況・倒産業種として銀行・スーパー・ゴルフ場が三羽烏となった。

l         中国・ベトナム・朝鮮半島・中央アジアが経済発展で注目される。

日・米・欧から、米・中・欧の時代に移った。

l         公的資金を投入して、不良債権を処理しても、真の不良債権の処理にはならない。銀行から国民負担に移動しただけで依然として不良債権は日本国内に残る。

l         日本国内に存在する未処理の不良債権は、約600兆円程度と思われる。資産デフレによる損失した資産価値は2,000兆~3,000兆に達する。

内、ここ10年間の国富の利益により取り返し、突埋した額は約500兆。その内不良債権処理に廻された額は200兆円。この調子だと、日本の不良債権の完全処理には、最低20年の月日が要する。

l         加藤寛氏が竹中を批判しているのは注目に値する。又、郵貯関係で公的不良債権150兆円が存在すると公言している。

l         ダイエーは絶対に再建は出来ない。今回、政策投資銀行が100億キャッシュを出しただけで、他はダイエーの株式500億を提供している。ファントに出資と言う型をとっているので、株式評価損はカウントされない。一種の銀行救済策である。最も商売センスを要求される小売業に、公的官僚や学者が発言して業績が良くなる訳がない。半年も持たない。

l         支持率やGDP等の政府やマスコミの数字は作為的に誤魔化して来たが、株価だけは正直である。PKOもするが限界がある。

l         韓国の大統領には鄭夢準がワールドカップの人気で勝つことが有力になって来た。鄭氏は、現代グループの一員で北朝鮮には白頭山観光の実績で太いパイプを持っている。

北朝鮮の復興には世界から注目されている。

l         日本経済は何をしてももう遅い。経済を再生するなら、政体変更をして一から出直すことが早道で、現在の中央集権、官僚社会主義国家では世界には通用しない。

l         公的資金を今の銀行に投入することは反対しなければならない。いくら資金を投入しても腐り切った組織では金融機能は動かない。今までの投入の失敗の責任を当局と銀行自身が取らないからだ。

金融システムの回復は新しい組織体に行うべきである。新規設立した銀行や企業に金を廻すことを原則とすべきである。今ある銀行を新しい民間人に経営させる新組織にしてから、投入すべきである。今のままでは、今の経営者では金融機能は果たせない。

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