楽座会(10/21)2003
楽座会(10/21)
l 日本は太平洋戦争で米国に敗れ、50年後再び国力を増強したが、再び日米経済金融戦争で米国・英仏独の欧州に敗れた。最早、日本人は金融のビジネスは欧米の下端的な仕事しか出来ず、プレイヤーにはなれない。
l 先進国においてのサービス業とは金融の仕事である。1400兆円の個人金融資産を今持っている日本は、金融業に就業人口が半減していることを、国の指導者層は認識していない。ウェイトレスや外食産業がサービス業と解釈している。実に情けない。
l 日本にある自動車メーカーの半分は外資系である。いつのまになったのか日産はルノー、マツダはフォード、いすずはG.M、スズキも一部G.M、自動車関連メーカーもほとんどが外資系である。
l 外資系に就労する労働人口が増大して、日本は独立した国の運営が出来るのか、日本の弱体化が著しい。
l 日本の証券市場は50%が外資系取引で成立している。外資の支配下にあると云ってよい。
l 日本の4大メガバンクのうち、三井住友、UFJ、みずほは、外資系と云ってもよい。東京三菱とりそなが民族系である。
l 日米経済戦争に敗れた日本は東南アジア、東アジアにおいても、その経済的、政治的主導権リーダーシップは中国に敗れた。F・T・Aによって戦後先輩達が血と汗で築き上げた東南アジア、アセアン諸国は全て中国の主導下にある。この権益の損失は大きい。
l ここ15年日本の弱体化は日本の主導者は、天皇陛下に対して不忠である。官僚、司法官、政治家は、天皇陛下の認証官であるから、その責任を明確にする責任がある。
l 今、日本の社会状況の悪化に対して警察官の増員を声高に云う識者がいるが、警察官の数ではなく、日本の諸制度が適さないのであり、もう我が国には公務員を増強する財源はない。
l 年金の問題が最重要問題となっているが、150兆円以上の積立金がある。何のための積立金か。今まで将来のために払ってきた年金受給者のものである。このことを民主党も自民党も共産党も黙っている。
l 全ての国有、公有、社会有の財産は天皇陛下の名義にすべきである。全ての国債、地方債も天皇陛下名義にして、国有公有財産管理委員会で管理すれば、借金はゼロになる。不当に公が留め込んでいる。公が豊かで、民が貧しい国に未来はない。
l 自民党も、民主党も、共産党を含む他の政党も、現政治体制、社会システムを容認している限り、日本は諸外国に敗れる。負け犬の国になる。
l 国の根本は経済である。経済が成り立たず、国を治めることは出来ない。もっともっと日本は経済に強くなければならない。福祉や医療や年金や介護や防衛や教育やと云っても、経済が悪化して税金が入って来ないと何も出来ない。国全体が国民全体が儲けなければ何もない。イラクに米国に協力して、金を出さなければならないが、どこにそんな金はあるのか、政党は経済を判っていない。
l 今度の選挙で経済のことを強調しないのは、全ての政党に対して、失望しかない。
以 上
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