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2008-06-24

酒の目覚め 20080624 斗麻屋40周年記念誌原稿

酒の目覚め     20080624 斗麻屋40周年記念誌原稿 アサヒ商会広瀬洋一

昔誰かに連れられ八島町の斗麻屋行って、
まず覚えたのが端麗辛口の新潟の酒の世界でした。

灘の酒全盛期に越の寒梅を初めとする端麗辛口は
実に新鮮な飲み口でそれから30数年以上、2002年11月までは
谷の井、八海山、〆張鶴などが最高の酒と思っていました。

久保田発売当時は酒屋の手伝いで普及に協力し
長岡の朝日酒造直営店まで新幹線で飲みに行きました。
上善如水の蔵元へ泊まりで見学に行ったり、社員旅行を無理やり
村上市周辺にして、〆張鶴を浴びるほど飲む宴会もしました。
谷の井さんの蔵には故大畑俊夫師匠達と毎年2月に何度も行き
湧き上がる大吟醸を仕込み桶から直接掬って飲みました。
感動的な旨さです。
八海山のミレニアム酒には莫大な出費もしました。

数多の酒の会に参加しながら2002年11月21日に大岡山での
燗酒会に出て衝撃を受けました。
木村新教授主催で10種の酒を色々な温度帯で、官能検査の方式で
評価していく会です。今まで飲んでいたのと全く違う酒の世界でした。
純米の無濾過・生の酒の旨さに目覚めました。
新潟は鶴齢・根知男山など少数の例外を除き炭やフィルターで
濾過し高崎製の醸造アルコールを添加した端麗・辛口ばかりです。
濾過しないアル添なしの酒は異次元の旨さとも言える素晴らしさです。
化粧無しの本当の味です。

ここで古川修教授・フルネット中野繁社長・太田和彦
居酒屋評論家とも知り合い酒の世界が一挙に広がりました。
それからは純米無濾過生の酒主体の酒飲みに変身しました。
自分で酒を囲って熟成させたり、旨い酒を求めて全国に
雄飛したりもしています。NHKは旨そうに飲む私を2回放送しています。
今年の12月には青木酒造で鶴齢の造りを見、龍言で味わう
ツアーを計画しています。

酒の好みが変わった事を井上暁時さんに話すと
端麗辛口を群馬で広めた本人が変節するわけには
いかないと言われてしまいました。

しかし最近「純米をたずねて」と店に札を張り出し
幅が広がったような気がします。お客により多様な
酒の世界を体験させようという、年の割には積極的な
暁時さんの志向だと思います。

私も酒に目覚め還暦を迎え、女房に死なれ
枡枡日本酒を嗜む環境になりました。
皆さん一緒にどんどん飲みましょう。

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