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2007年5月26日 (土)

楽座会(12/17)2002

楽座会(12/17)

l         明治維新、第2次大戦と今日と構造改革と云っているようだが、前の2つは政体変更である。根本的に今云われている改革とは大きく異なる。

l         テレビに出て来る政治家や評論家は皆ニコニコ顔で話しをしている。本当に笑っている場合か。

l         今、日本経済の実体は誰も知らないのではないか。又、政治家、官僚、経済のトップは、自分の周囲の事だけで全体を判ったようにしているのではないか。

l         今日、日本の不良債権は民間の個人企業で150兆~200兆円、官庁、第3セクター、公的機関、公的法人で約200兆、合計最低でも400兆円は存在するのではないか。不良債権処理と云っているが、処理するには、どこにその財源があるのか。

l         日本の指導者は国内だけでなく、世界の他の国はどうなのか、外交的判断が出来ないのではないか。特に中国に対してどのように評価しているのか。日本としては中国とどのようにやっていくのか判断を誤っているのではないかと思う。

l         2次世界大戦後の日本の敗戦国からの復興と経済発展は、地政学的に東西冷戦、朝鮮、ベトナム戦争、日米同盟と日本には強力な追い風が存在した。今、日米同盟と東アジアの特に中国の台頭が日本にとって追い風となるか。この風が逆風となるか、本当に日本人の知恵が試されている。賢い指導者の下に集まらないと、潰されてしまう。

l       来年の予想

 1. 北朝鮮の金日正体制の崩壊。 

   難民問題も起こり、混乱が起るが経済は発展する。

 2. 中国の爆発的な経済発展。

   日本は対中輸出が活発になり、景気は中国により一時的に回復する。

   中国と関係する企業が大発展する。ソニー、キャノン、ホンダ、トヨタ等。証券では野村、金融では三菱、日生。

 3. イラクに親米政権が誕生し、アメリカ経済や中東の安定によりEUも経済は回復する。

 4. 日本の経済的地位は低下する。世界的レベルでは二流国になる。

 5・ 大企業、官企業の破綻が多く発生する。小泉政権は間もなく退場し、政界も新しい若い人が登場するが、力が弱くなる。

 6. 国債の暴落が起る可能性が大である。国債の暴落は経済的な要因では起る可能性は日本においては小である。国の統治能力が低下した時に起る。官の腐敗、不正。司法の劣悪化、検察、警察の捜査能力の低下、社会に正義が行なわれない時に国債は暴落する。年金支払能力の低下、官による国富の収奪、不条理な税の取立て、公務員の不正に対する処罰の甘さ、北朝鮮によるミサイル攻撃の脅威、自衛隊員による国防能力への疑問等、今日の中央集権官僚社会主義による、国の統治能力の行き詰まり。

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