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2009年3月 9日 (月)

埼玉NBC会長平沼大二郎氏――ファンド創設、迅速支援(VB仕掛け人)

埼玉NBC会長平沼大二郎氏――ファンド創設、迅速支援(VB仕掛け人)
2009/03/04, 日経産業新聞, 16ページ, 有, 952文字

 埼玉県のベンチャー企業経営者らで構成する埼玉ニュービジネス協議会(埼玉NBC)は二〇〇八年七月に埼玉りそな銀行と共同で「埼玉NBC・Vファンド」を創設した。全国にあるニュービジネス協議会の中でも初の試みで、新興企業に成長資金を供給する。平沼大二郎会長にファンド創設の狙いや今後の展望などを聞いた。
 ――ファンドの狙いは。
 「一般的に資金力の乏しいベンチャー企業をお金の面で支援し、新規株式公開や新規事業への挑戦を後押しするのが狙いだ。埼玉りそな銀行が運営するベンチャー企業向けのファンドから、投資枠と融資枠をそれぞれ五億円ずつ用意してもらって始めた」
 「会員であれば信用力が一定程度担保されているため、通常の銀行融資と比べ、融資や投資までの時間を短縮できる。供給した資金は運転資金としても利用できるが、原則として新規事業に使ってほしい」
 ――現時点までの利用状況は。
 「第一号の案件はインターネットサイトの構築や運営のコンパックス(さいたま市)で、一千万円を出資した。その後は一件しか案件が出ていない。会員企業への周知が十分になされていない可能性があり、景気の急速な悪化も影響しているようだ。ただ不景気の時には、人材やオフィスの確保がしやすくなり、今がビジネスチャンスという人もいる。ファンドに対する需要はあるはずだ」
 ――埼玉NBCの今後の課題は。
 「まず組織の信頼性を高めるために三月中にも社団法人化して、公に認められた法人として運営できるようにしたい。会員企業の年会費も一万円から三万円に引き上げ、支援も充実させる。たとえば販路の支援では埼玉NBC内での協力が始まっている。全国のNBCを通じて販路を広げられるようにした」
 「将来的には人口減を見越して、県などと協力し企業誘致や創業に力を入れる必要がある。起業を目指す人向けの講演会に参加したり、勉強会を開いたりといった活動も検討していく。会員にプラスとなる情報をいかに発信し続けられるかが課題だ」
(さいたま支局 上野宜彦)
 ひらぬま・だいじろう 58年(昭和33年)埼玉県生まれ。83年東京農大卒、埼玉トヨペットグループの埼豊商事(現・サイホー)に入社。03年社長。07年に埼玉NBCを立ち上げ、会長に。ベンチャー企業間の協業などに力を入れる。

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